雑誌『週刊プレイボーイ』で連載中の、対談コラム「なんかヘンだよね」
ホリエモンとひろゆき氏が、ニッポンの“ヘン”を語り尽くします。
ホリエモンが語るレバノンの思い出。ゴーンとシーシャと羊の金玉……。
ホリ 俺、エジプトに行ったときに驚いたのは、どこの店に行ってもシーシャ(水たばこ)がうまいってことなんだよ。
ひろ あれ? 堀江さんってたばこ吸わない派ですよね。
ホリ うん。たばこは吸わないけど、シーシャは吸うのよ。
ひろ 最近は、日本でもシーシャを吸える店が増えていますよね。
ホリ そう。世界中でシーシャが流行っている感じがあるんだけど、品質だったら日本が一番だと思う。だから、例えば中東の要人が来日したら、シーシャの店に一緒に行ったりする。
ひろ 「中東の要人」って、日産前会長のカルロス・ゴーンさんですか?(笑)
ホリ ゴーンさんは中東の要人じゃないよ。というか、ゴーンさんは日本に来ることができないし。
ひろ そうでしたね。だから、堀江さんがゴーンさんに会いにレバノンに行ったと。
ホリ レバノンは社会情勢が不安定といわれているけど、意外に良かったよ。
ひろ そうなんですね。レバノンのシーシャはどうなんですか?
ホリ レバノンはシーシャも良かった。レバノンはスキー場もいいんだよね。
ひろ レバノンにスキー場があるんですか? 砂漠のイメージしかないですけど。
ホリ 標高2500mぐらいの山脈があるんだよ。レバノンって砂漠が多いけど、地中海の湿気を吸った季節風が山脈にぶつかるから、山の上のほうは雪が降る。そのピークにあるカフェにシーシャ場があって。雪山の頂上でシーシャを吸ったの。
ひろ へー。雪山でシーシャを吸える所があるなんて知りませんでした。
ホリ レバノンの首都ベイルートは〝中東のパリ〟とも呼ばれていて、もともとフランスの統治下にあった。1970年代ぐらいまでは中東の金融センターで、観光の中心地でもあった。もともとフェニキア人の国で、アルファベットの元となるフェニキア文字が生まれた場所でもある。水もキレイで魚介類が新鮮だから、食べ物もおいしい。
ひろ じゃあ、暮らすにはいい所ですね。
ホリ そうだね。中心街はすごくキレイだし、どこのカフェに行ってもシーシャがある。しかも中東だと、例えばサウジアラビアとかはお酒が飲めないけど、レバノンのベイルートだとお酒を飲める店がいっぱいある。ご飯は、特に羊系の料理が充実しているし。
ひろ ちなみに、どんなメニューがあるんすか?
ホリ 例えば、羊の金玉(睾丸)とか食えるわけよ。
ひろ は?
ホリ 羊の金玉だよ。
ひろ 今の話を聞いて、「羊の金玉が食えるなんてスゴイ! レバノンに行きたい!」と思う人はほとんどいないかと……。
(この続きは、現在発売中の「週刊プレイボーイ」でお楽しみください)