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「東京ミネルヴァ法律事務所」の破産について解説します

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ホリエモンチャンネル

「東京ミネルヴァ法律事務所」が約50億円の負債を抱えて倒産した件について解説したいと思います。

東京ミネルヴァ法律事務所は、大々的なテレビCMなどでお客さんを集め、過払い金の返還請求訴訟やB型肝炎給付金請求訴訟などを手がけていた、いわゆる“過払い金系”の法律事務所でした。

そして、どうやら背後に良からぬ輩がいらっしゃって、その人たちが過払い金を持ち逃げしたらしいという噂が私の耳に入ってきました。

過払い金は、利息制限法の上限金利と出資法の上限金利に差があって、その差額部分の金利(グレーゾーン金利/現在は撤廃)のことです。最高裁判所は、2006年にグレーゾーン金利は違法として、過去に遡って返還請求ができるとしています。
この過払い金を知らない人がいるので、現在、「あなたは金利を払いすぎていませんか?」といったCMがたくさん流れているのです。

実際に何割かの人は、200万円とか300万円とか、払い過ぎたお金が戻ってきます。その過払い金は、まず金融業者が弁護士事務所などに振り込みます。そして、弁護士事務所は手数料を引いた金額をお客さんに振り込む。

これは「弁護士が悪いことをするわけがない」という信頼の上で成り立っているわけです。しかし、そこに弁護士ではない良からぬ輩がいたとすると、例えば金融業者から振り込まれたお金を「今、ちょっと手続きが遅れている」と言って、半年ほどお客さんに支払わない。すると、50億円とか60億円のお金が銀行口座に残ります。それを口座からおろして持ち逃げするということができるわけです。

こうしたことが起こると、今後はおそらく金融業者がお客さんの銀行口座に直接、過払い金を振り込むようになるでしょう。そうなると、この過払い金返還請求のビジネスモデルは成り立たなくなる。今回の倒産をきっかけに“過払い金系業界”は崩壊に向かっていくかもしれません。

ということで、いってらっしゃい!

これは「ホリエモンチャンネル」を記事化したものです。
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