ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.613〜大手は人材が豊富!?〜」では、内部にいると意外と気づかない大企業の強みについてホリエモンが語った。
今回取り上げた質問は、「堀江さんが家電業界を今後大きく変えると思われる新テクノロジー(例:VR、ハイレゾ、ドローンなど)を5つ挙げるとすると何でしょうか? また、それらの中でスタートアップより大手企業が優位な分野はどんなものでしょうか?」という質問。
大手はインフラ、スタートアップはGUIが向いている!?
ホリエモンは、「自動運転車、ドローン、ロボット、IoTデバイス、AR/VR。他にもあるとは思うけどね。大手とスタートアップで有利不利は特にないかな」と回答。
「こういうのはよくあるダメな質問だよね」とぶった切るホリエモン。質問に具体的な言葉や目的がほとんどないため、回答者もふわっとしたことしかいえなくなってしまうのだ。
ホリエモンは、大手が有利なものは特にないと回答しているが、得意不得意はあるというのが、今回のゲストで溶接や木工など多彩な設備でモノ作りをサポートするTechShop Japan代表 有坂庄一氏。有坂氏によれば、大手はインフラが得意だが、GUIなどの個人の実感に深く関わる作業はスタートアップの方が向いている。
これには、インフラなどの大規模投資は資金が潤沢な大手に利があり、UIなどの細かい調整や現場の意見が重要な部分は組織構造が複雑でないスタートアップの方が生の声を元に試行回数を増やせるなどの背景がある。
ホリエモンもそれはその通りだと反応をしながらも、いまいち納得はできていない様子。その理由は、大手にはこうした常識を覆すほどに優秀な人材がそろっているからだ。
ホリエモン「大手企業には優秀な人材が沢山いるよ!」
例えばTechShop Japanは有坂氏を含めて社員は2人だが、富士通の子会社として設立されている。有坂氏も富士通出身なこともあって、ホリエモンは大手にも優秀な人材がたくさんいることにかなり驚いたという。
有坂氏も、実際に起業をすることになって改めて自社社員の層の厚さに驚いたと話す。TechShop Japanで使う工業機械をかなり好条件で交渉したり、それに会社のカラーで塗装をしてくれたりしたのは、富士通の社員たちだったからだ。
他にも、会社員時代は細かい指摘ばかりだった経理・管理部門が会社設立の際には前向きなアドバイスをたくさんくれたという。こうした経験から、大手にはいろいろなことができる人材がそろっているのだと再認識したそうだ。
こうした話は、ベンチャー企業にずっと関わるホリエモンからすればかなり羨ましいようだ。規模が大きいことから大手企業にも苦手分野はあるといわれがちだが、その場合は、TechShop Japanのように新しく子会社を作ることもできる。
優秀な人材が揃ってさえいれば、オペレーション次第でいくらでも柔軟な施策をとれるはず。実は、大手企業は一般的な得意・不得意でくくることはできないほどに色々なことができるのかもしれない。
ホリエモンが大企業の強みを語った「堀江貴文のQ&A vol.613〜大手は人材が豊富!?〜」。動画はこちら。
YouTubeホリエモンチャンネルで採用しています質問はホリエモンのメールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」のQ&Aコーナーからピックアップしています。メールマガジンでは毎週、読者から寄せられる質問全てにホリエモンが答えてくれます。あなたの悩み・疑問をホリエモンにぶつけてみませんか?
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ホリエモン「正直、大企業は羨ましいよ!」 堀江貴文も驚く“大企業の強み”とは!?|U-NOTE [ユーノート] http://u-note.me/note/47504568
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