これまで軽減税率を徹底的に批判してきたホリエモン(参照:「最悪」 「ゴミクズ」 ホリエモンが軽減税率を痛烈に批判する理由)。先日12日、対象品目など制度の大枠が自公の間で合意された。そこに以前から検討されていた「新聞」も対象品目に加えられたことを受けて、ホリエモンがTwitter及びNewsPicksで以下のようにコメント。
“もうどこまでいってもダメだな。たったの2%の為にここまで新聞業界が粘るのは、定期購読の読者がこの値上げを機にかなりの勢いで減るからだ。私のメルマガも消費税8%に上がった時にずっと増えてた読者が減ってしまった。新聞はもっと減るだろうな。すごい恐怖なんだと思うよ”
新聞業界が必死に対象品目入りを訴えてきたのは、定期購読が消費税の値上げでかなり減るからと指摘。自身のメルマガでも8%にあがったときに読者が減ったとし、新聞ではより減少幅が大きいと予測した。
「新聞」への軽減税率適用に世間はもう呆れ返っている!?
軽減税率という政策自体、消費税増税の意味が失われる、様々な事務作業が発生し煩雑になる、脱税の手口に利用される可能性もあると、反対の声も多い。
「新聞」への軽減税率適用は今回のNewsPicksにおけるコメント欄でも批判が噴出しているが、生活必需品という対象品目の条件から逸脱しており、さらにそのことを当の新聞はもちろん、新聞社をグループに抱えるテレビも積極的に報じようとしない。
日本新聞協会が新聞や雑誌、書籍への軽減税率適用を訴えているらしい。本当に浅ましい。税率は一律にしないと、なし崩し的に税額が減っていくし、個別税率を決める利権団体が汚職や天下りの温床になってしまう。 ※堀江の言葉をスタッフが掲載していますhttp://t.co/SfcGjI0B
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) February 6, 2013
はっきり言えばいいのに。新聞に軽減税率はズルイと思いますが、会社員なので会社の方針には従います笑 橋下市長、新聞の軽減税率で記者を問い詰める読売は沈黙、日経しどろもどろ… – http://t.co/twzi7atAOy
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) November 22, 2014
近年、購読者が右肩下がりに減少し続け、苦戦が続いている新聞業界。紙の新聞は現代のライフスタイルに合ったものとは言い切れず、浮上の気配もない。軽減税率の対象品目入りは新聞業界最後の悪あがきとなるのか。
それにより必要な財源が確保されなかったり、なし崩し的に他の不必要な分野まで軽減税率が適用され、消費税増税の意義が失われることになれば、たまったものではない。軽減税率については以下の関連記事にも詳しくまとめているので、参照されたい。
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「最悪」 「ゴミクズ」 ホリエモンが軽減税率を痛烈に批判する理由
http://goo.gl/WnCrJC