スタートアップの中心地がシリコンバレーからイスラエルになる、と予測するサムライインキュベート(ベンチャー投資事業を展開) 榊原健太郎氏のインタビュー記事を受けて、ホリエモンがNewsPicksで以下のようにコメントした。
イミグレは最高にウザいが、それ以外はテルアビブはなかなか良い街。ユダヤ人がもともと各国でメインストリームビジネスに関わることが難しい差別があったため起業家精神は国民に浸透している。更に男女共に兵役があり技術習得の場となっている。また軍備の近代化の為にテクノロジー投資が盛ん。そのためベンチャー投資が盛ん。国全体がシリコンバレーみたいな感じ。
(コメント先記事:世界の潮流が「シリコンバレー」から「イスラエル」に移る7つの理由/NewsPicks)
いわゆるこれが民族性ってヤツですね。多くのユダヤ人が従前は世界中の国で差別されることが多く、メインストリームの仕事につきにくかった。だから家族を大事にするし、起業家精神がある
(コメント先記事:イスラエルで体感した「ユダヤ流天才の創り方」/NewsPicks)
民族や宗教による複雑に絡み合ったイスラエルの歴史が、起業家精神を育み、国全体に浸透しているという。その様子は、国全体がシリコンバレーのようだとコメント。
進む技術開発、溢れる起業家、今イスラエルでは何が起こっているのか。
コメント先記事によると、イスラエルのベンチャーキャピタル投資額は年間約6000億円、人口一人当たりに直すと、日本の100倍で世界一の額。技術者や科学者の数も多く、IT企業の創業者がユダヤ人やユダヤ系が多い。また、世界各地に広がるユダヤ人のネットワークも強固だ。民族性や環境、人材など様々な観点からイスラエルに可能性を感じ、記事中のサムライインキュベート榊原健太郎氏は単身イスラエルに移り住み、ベンチャー投資などの事業を展開している。
イスラエルは、今もユダヤ人とパレスチナ人の抗争がたびたびニュースで報じられるなど、日本人にとってはまだまだ馴染みが薄い国だ。ホリエモンのコメントにもあるように、多額の予算が軍事に当てられ、技術開発が盛んで、そこから生まれた基礎技術が民生用にもいかされている。
また、イスラエルの人々は、歴史的にも民族や宗教の問題で祖国ではない他の国で世界することを強いられてきた。そのため差別の対象となり、メインストリームの仕事につきづらかったことなども起業家精神につながっているのではないかとホリエモンは分析。
ホリエモンもかねてよりイスラエルには注目していたようで、昨年実際にイスラエルを訪問、「国全体がシリコンバレーみたいな感じ」とコメントするなど、起業家精神が浸透しているさまを体感。街の雰囲気も総じて好印象だったようだが、食事はあまり美味しくなく、空港の入出国チェックも厳しかったようだ。
長い迫害の歴史が起業大国の大きな要因である事は間違いない。でも野菜とか果物は日本に比べると全然美味しくない。なので色々とビジネスチャンスはあるよね 「起業大国」イスラエル:動き始めた日本との連携 – http://t.co/SHkXGrN9HM
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) December 12, 2014
イスラエルの空港の出国の荷物チェックハンパない。なんかセキュリティチェック、スキップできるレターみたいなのがあるみたいなんだよなー。もう一時間以上かかってる笑
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) November 14, 2014
なお、榊原氏は過去にホリエモンチャンネルに出演、現地に住んでわかったイスラエルの教育事情など、興味深い話がなされているのでこちらもぜひ参照されたい。
▼参考動画