BLOG

ホリエモン×ひろゆき、「ゼロリスク症候群」が医療にもたらす弊害を語る

カテゴリー:
生活関連

雑誌『週刊プレイボーイ』で連載中の、対談コラム「なんかヘンだよね」
ホリエモンとひろゆき氏が、ニッポンの“ヘン”を語り尽くします。

今週のテーマは、「子宮頸がん予防ワクチン」について。

子宮頸がんワクチン推奨停止から5年.予防医療を改めて考える!

(イラスト:西アズナブル)

ホリ 子宮頸がん予防ワクチンの「積極的接種勧奨」が停止されてから、今年の6月で5年になるね。

ひろ これってひどい話ですよね。WHO(世界保健機構)の発表でも、子宮頸がんワクチンは安全で、世界各国で効果が出ているという統計結果があるのに、日本だと副反応があるって話だけが大きく伝わって、ワクチン接種が進んでないじゃないですか。

ホリ 2015年、名古屋市が大規模な調査を行なったけど、ワクチン接種群と非接種群を比較したところ、有意差がないという結果が発表された。これは俗に「名古屋スタディ」と呼ばれてるんだけどね。

ひろ 「副反応が出た少数の例外」と「一般」の区別のつかない人っていますけど、それって「事故でたまに人が死ぬから飛行機禁止」みたいなことと一緒ですよね。科学的な結果が出ているなら、なんで積極的に推奨しないのかわからないです。

ホリ 多くの人は「ゼロリスク症候群」だからだと思う。反対派の人たちは「悪魔の証明」を求めるんだよ。つまり「副反応が100%ワクチンのせいではないという証明」なんだけど、そんなのは無理。なので、永遠にこのクレームは続いちゃう。

ひろ よくわからんです……。

ホリ 例えば、世界には「進化論を信じない人」がいるけど、同じように「統計学はインチキ」だと思っている人もいるということ。

ひろ ちょっと前に医療系キュレーションサイトの「WELQ」が信憑性に問題があることで批判されて、それからは「人の生死に関わる噂を流すことは良くない」という社会になるかと思いきや、違ったんですね……。

ホリ 子宮頸がんワクチンに関していえば、一応、小6から高1までの女子は無料で接種できるようになっているし、自治体によっては公費助成されている。でも積極的に推奨をしていないんだよ。なぜかというと、厚生官僚のポジション的には不作為の罪に問われないようにしてるから。「自己責任で受けるのは自由」という状態にして、後から子宮頸がんになった人に訴訟をされないように担保している。

ひろ 例えば、フィンランドでは、子宮頸がんワクチンを接種すると、関連する浸潤がんを発症する人がいなくなっているという結果もあるんですけど……。

ホリ 反対派は、ホルモンバランスが崩れたり、精神的に不安定になった時に起こる症状をワクチンのせいするケースが多いけど、そもそも子宮頸がんワクチンって思春期のホルモンバランスが崩れがちな時に打つからね。

ひろ なかには、「検診を徹底すればいい」派の人もいるみたいですけど。

ホリ でも、その検診がまた曲者で、病気でもないのに産婦人科に行くというハードルが高い。

ひろ ああ。ツイッターで産婦人科に行った女子高生を「アホか!」とか言う「本物のアホ」もいますからね。その人には「産婦人科は妊娠出産する女性だけが通うところではない」っていう批判が殺到してましたけど……。

ホリ 実際、検診では股を開いてグリグリされるんだよ。これもハードルが高いじゃん。

・・・この続きは、現在発売中の「週刊プレイボーイ」でお楽しみください

友だち追加数