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ホリエモン、パナマ文書報道に「何をいまさら騒いでいるの?」

カテゴリー:
メディア出演, 堀江貴文, 社会

雑誌「週刊プレイボーイ」で連載中の、対談コラム「なんかヘンだよね」
ホリエモンとひろゆき氏が、ニッポンの“ヘン”を語り尽くします。

今週のテーマは「パナマ文書」について。

「パナマに会社がある=悪いこと」なのか?

ホリ パナマ文書で熱心に騒いでいる人って何なんだろ? 大企業や富裕層が節税対策を行なっていることは周知の事実だったと思うんだけど。俺的には「何をいまさら騒いでいるの?」って思っちゃう。

ひろ 名前が出てきた楽天の三木谷浩史さんはかなり叩かれていましたよね。なんか、世間の反応を見ていると、〝合法的な節税〟”と〝違法な脱税〟がごっちゃになっている人が多い印象があります。

ホリ 「税逃れ」なんて言葉を使って、パナマ文書に載っていた人や企業がさも悪いことをしているように報じているメディアもヘンなんだよ。

ひろ あとは、企業がタックスヘイブン(所得税や法人税が安い、またはかからない国や地域)に法人をつくる理由もきちんと説明してないですよね。それも誤解を招く原因なのかなと。んで、メディアが説明しないのでここで説明したいんですが、タックスヘイブンに法人をつくりたがる理由って映画の「製作委員会方式」をイメージすればわかりやすいんですよ。

ホリ 製作委員会方式って、映画やアニメを作るときに、テレビ局や広告会社なんかが資金を出し合ってリスクを分散する仕組みだよね。それがどうしたの?

ひろ リスク分散の他にも、映画がヒットして売り上げが発生すると、それを各社に分配しますよね。この日本の製作委員会方式って、任意団体の形になってしまうので、もしも映画がコケたときなんかには出資者が無限責任(自分が出資した分だけでなく、債務がなくなるまで私財なども含めて弁済にあてる)を負うんですよ。

ホリ それを避けるには法人にしてしまえばいいよね?

ひろ そうですね。でも、例えば、委員会に参加する会社が集まって法人をつくって、8億円の出資を集めたとします。んで、その8億円で映画を作って、利益が10億円出たと。これって委員会に参加した企業は儲かりそうな話ですけど、実は損をするんです。

ホリ 法人税がかかるから?

ひろ そうです。ざっくりですが、利益が10億円で出資者に戻そうとすると、法人税で半分持ってかれるので、残った5億円を各社に分配します。8億円が5億円になって返ってくるので、結果として赤字になる。

ホリ なるほど。

ひろ ってことで、日本で製作委員会方式が取られる場合には、法人にしないで任意団体にしていることが多いんですよ。ただ、それだと無限責任なので、よほど信用している会社か、資金が潤沢な会社じゃないと委員会に入れないとかになっているんです。

ホリ でも、日本でも有限責任事業組合はできるでしょ?

ひろ それだと法人格がないので銀行口座が簡単に作れないとか、組合の名前で契約ができないとかめんどくさいことが多くて、そこまで普及してないみたいです。んで、ここでタックスヘイブンの話になるのですが、法人税が0%のタックスヘイブンで10億円の利益をあげたら、各社は儲かってよかったねという誰も損しない形になる。ってな感じで法人税がない国や地域に会社をつくる需要が生まれるんですよ。だから映画に限らず、ソフトウェアを共同制作して作った場合も管理会社をタックスヘイブンに置くことがあるんです。

ホリ そうだね。

ひろ こんな感じで企業がタックスヘイブンを使う理由はあるんですが、メディアはその事実を報道していないです。

 

※・・・この続きは5月23日(月)発売の「週刊プレイボーイ」でお楽しみください

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