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「私が11年前に言ったことを理解してない」ホリエモンが語る5G時代のテレビとスマホ動画 LINE LIVEにも注目

カテゴリー:
ビジネス, マスコミ批評, 堀江貴文

LINEによる生放送動画配信サービス「LINE LIVE」がスタートし、開始5日間で1000万人の視聴者を集めるなど好調だというニュースにたいして、ホリエモンがNewsPicksおよびTwitterで以下のようにコメント。

テレビとスマホ動画の関係でいくと未来予測でも注目点は若年層のテレビ番組視聴形態だろう。大画面のながら視聴よりスマホ画面での海賊版動画も含めたYouTubeでの録画視聴がかなりのシェアを占めるはず。その意味ではLINE Liveだろうがニコ動だろうがYouTuberのチャネルだろうが同様だ。なのでひな壇芸人バラエティは今後スマホの小さな画面には不向きなので衰退する。

モバイルBBの帯域は5Gになるとマルチキャストであるテレビに遜色なくなるはず。広告一本足打法の収益基盤も含めて本業は危うい。なので不動産事業など収益基盤の多様化を進めているが自分達の強みに未だに気付いていないのはやはりトップの差配が悪いのだろう。まだ私が11年前に言ったことを理解してないとしか思えない。

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若年層のテレビ視聴携帯に注目し、海賊版含む録画視聴の広がりを指摘。モバイルが5Gに移行すればスマホでもより快適に動画が見れるようになる。これはテレビ局にとっては危機であり、対応策も的を得ていないと批判した。

ホリエモンが11年前から言い続けていること

「私が11年前に言ったことを理解してない」とあるが、その内容とはなにか。改めて振り返ってみる。

11年前は、ホリエモンがライブドア社長として、ニッポン放送株取得によるフジテレビ買収で世間を賑わせていた時期である。フジテレビ買収で実現したかったことは ホリエモンが「赤字転落フジテレビの経営戦略と株主」を痛烈批判 に詳しくまとめてあるが、今回のコメントで強調されているCM以外の収益構造の確立、テレビ局のリーチ力を生かしたネットとのシナジーを生む仕組みづくりの部分を見ていきたい。

・ニュース番組のアナウンサーが、「詳しくはライブドアを見てください」と言えば、番組の後はライブドアで、放送されなかったより詳しい情報などを記事なり動画なりで見る。

・テレビ通販をすべてライブドアのネットにつないだり、モデルが着ている服を気になった視聴者が、すぐに商品を買えるように画面上に導線を張る。

・生放送バラエティ番組のCM中の様子をそのままネットで流したり、テレビドラマの番外編をネットで流す。

こうした付加価値を無料で提供し、その後有料会員に移行してもらうフリーミアムモデルを展開するだけでも、CM一本足打法から抜け出すことができると11年前から主張し続けてきた。

(参考:著書『我が闘争』/幻冬社、 堀江貴文インタビュー vol.2「フジテレビ買収失敗の原因は、実は社内の謀反だったんです」/田原総一朗のニッポン大改革・現代ビジネス」、 堀江貴文のQ&A vol.544〜テレビのネット活用法!?〜/YouTubeホリエモンチャンネル

LINE LIVEは、LINE本体の膨大なリーチ力を生かせる強みがあり、プッシュ通知でユーザーは配信番組を知ることができる。ホリエモンがポイントにあげる若年層ともマッチしているため、生放送動画配信サービスの本命に躍り出た。

LINE LIVEやSHOWROOMなどの生放送動画配信、NetflixやhuluなどのVODと、スマホ時代の動画関連サービスが勢いを増していく中“メディアの王様”テレビは経営陣の交代などで舵を切り直すことができるのだろうか。

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