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2015国際ロボット展でAI(人工知能)に会えるのか

カテゴリー:
テクノロジー, ビジネス, 生活関連, 社会

2015年12月2日から5日まで東京ビックサイトで2015国際ロボット展が開催されます。
ここへ、話題のAIを探しに行こうと思いました。AIとはArtificial Intelligence。日本では「人工知能」として知られています。

ロボットとAIの違いを確認しましょう

AIと一言で言っても、実は、人によって頭に思い浮かべるものが大きく違うということは考えたことがありますか。これはまだ見たことがない、それこそ宇宙人の定義が人それぞれ違うのは当然なわけで、それと同じです。
多くの人はAIと聞くと映画「アイ, ロボット」や「ターミネーター」にように、いかに人間に近いか、という方向性をイメージするわけですが、人間らしく見える意味でのロボットとAIは別々に考える必要があります。

写真は、株式会社フジキンのブースにあったダ・ヴィンチ。もちろんAIを積むこともできるそうですが、今回は裏で人間が声を当てていました。AIは中身、ロボットは外見を含む全体と、ここでは考えることにしましょう。

AIと友達になりたい

ユニロボット株式会社の「unibo」やDMM.make ROBOTの「Palmi」などなど・・・
おしゃべりのできるロボットがいくつも展示されていました。ですが、そのカラクリは、文章の中のある単語に反応して用意された対応をしたりする程度のもので、それはオウムがオウム返ししているのと大きな違いはないわけです。つまり、多くの場合において、AIは私が何者かなんてことは気にもしてないし、感情を持つなんて次元の違うところで夢物語なわけです。今はまだ。

人間側が勝手に、あたかも会話をしているかのように感じるというものです。AIには、その会話の意味はわかっていません。

人々の無邪気な期待とAI

AIへの関心は高いと感じます。今日もあるブースを見学していると「人工知能」の文字に反応して、人工知能について聞きたいと言うお客さんが入ってきました。しかし前述の通り、AIという単語(名前)に意味されるもの(概念)は、現状、個人差があります。つまり、AIに対する理解はまだまだ乏しいと言えます。

これと同じように、AIは、意味されるもの(概念)を獲得した後に意味するもの(名前)を与えられれば、以降は瞬時に正しく判断することができるようになります。つまり、「ネコ」というものがどんなものなのかわかったら、それを「ネコ」だよと教えれば良いわけです。

この意味づけが膨大であるために、なかなかAIは人間と同じようにものを考えることができずにいるのです。

AIとうまく付き合っていくには

私の意味するAIとは、映画「her」のように、形はなくても会話ができるロボットです。なので「Siri」や「Google翻訳」に近いイメージです。ただし、現状はGoogle翻訳では実用に耐えられません。Google翻訳と人間との違いは “文脈” を持っていることです。出展していた株式会社ロゼッタの自動翻訳「熟考」も、精度の高い単語の意味選択に加え、人間によるリライトをするとのことでした。

逆に言えば、AIにとってフレンドリーな私たち人間というのは、用意された正しい質問と正しい答えを言う人です。

「御用の部署はどこですか?」と聞かれているのに「最近調子どう?」などと返してはいけないということです。まだまだ私たち人間の側がロボットへの対応に慣れていないとも言えます。遠そうで近い未来を見据え、AIを理解し、共存していく準備をすれば、もっとAIと仲良く便利に暮らすことができるとわかりました。

注:撮影はそれぞれブースの担当者に許可を求めました

2015国際ロボット展 http://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/