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ホリエモンが「赤字転落フジテレビの経営戦略と株主」を痛烈批判

カテゴリー:
堀江貴文, 生活関連

フジテレビが開局以来初の赤字に転落したというニュースを受けて、ホリエモンがNewsPicksおよびTwitterで以下のようにコメント。

“一時期給料やボーナスが下がったのが俺のせいとか言われてましたが、無用な買収防衛策に金を注ぎ込んだ日枝久以下経営陣の責任であり、俺は関係ない。で、経営戦略が間違ってるってことは10年前から言ってるわけで、そういう経営陣を退陣させられない株主が腑抜けなわけで。まあ腑抜けな株主しか残らないようにロビー活動して放送法改正したりしてるわけだけど。”

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近年の業績不振、赤字転落に関して2005年のフジテレビ買収騒動を振り返り、10年前から経営陣の経営戦略が間違っており、その経営陣を退任させられない株主にも責任があると痛烈に批判した。

ホリエモンがフジテレビ買収でやりたかったこと

コメント先記事によると、フジテレビ単体で1959年の開局以来の赤字、グループ全体では不動産事業などが増収で連結では黒字となった。CMによる広告が収入の大きな柱であるが、視聴率の低迷が続いているという。

ご存知フジテレビとホリエモンの間には、2005年のニッポン放送株買い占めによるフジテレビ買収騒動があったが、日枝会長をダメ経営者だとし、高給バラマキ、不都合な情報の叩き潰しなど、その旧態依然とした体制を批判している。

ホリエモンはフジテレビを買収できたとして、当時警戒心をもたれていた、「番組への口出し」、「社員のリストラ」などいわゆる“乗っ取り”をしようという意思はまったくなかったと、著書などで度々コメント、騒動最中のテレビ出演でも同様の発言をしている(YouTube上にアップされている動画からも確認できる)。

テレビ局を買う一番のポイントは、その圧倒的なリーチ力であり、主な目的はライブドアのポータルサイト及び関連サイトへの流入を増やすことだったという。

・テレビ局のロゴ(フジテレビであれば目玉のマーク)が画面上にエンボスで映っているのを「livedoor.com」に変える。

・ニュース番組のアナウンサーが、「詳しくはライブドアを見てください」と言えば、番組の後はライブドアで、放送されなかったより詳しい情報などを記事なり動画なりで見る。

・テレビ通販をすべてライブドアのネットにつないだり、モデルが着ている服を気になった視聴者が、すぐに商品を買えるように画面上に導線を張る。

・生放送バラエティ番組のCM中の様子をそのままネットで流したり、テレビドラマの番外編をネットで流す。

といったネット事業とシナジーがある部分を改革しようとしていた。こうした付加価値を無料で提供し、その後有料会員に移行してもらうフリーミアムモデルで展開するだけでも、テレビ局の売上にこれまでなかった新しい上積みを作れると考えていたようだ。

(参考:著書『我が闘争』/幻冬社、 堀江貴文インタビュー vol.2「フジテレビ買収失敗の原因は、実は社内の謀反だったんです」/田原総一朗のニッポン大改革・現代ビジネス」、 堀江貴文のQ&A vol.544〜テレビのネット活用法!?〜/YouTubeホリエモンチャンネル

出所後、地上波含めテレビ出演も多いホリエモンだが、フジテレビ上層部はフジサンケイグループのメディアには露出させないようにしているという(上記Tweetは2013年のものだが、2015年現在も状況は変わっていない)。

これまでのテレビ局同士の視聴率争いだけでなく、Netflixやfulu、Amazonプライム・ビデオなどのオンライン動画配信サービスが日本でもはじまっている。フジテレビは旧態依然とした体制を抜け出し、時代に応じたテレビ局のあり方を模索することができるのか。まだその兆しは見えてこない。

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