TEDでプレゼンされていたドライバスという製品。これはアフリカの学生だったルドウィク・マリシェーン氏が開発したものです。ジェル状の製品を体に塗るとお風呂に入ったのと同じ効果があるとのこと。是非とも実物を使ってみたいと購入しましたのでレポートします。
ドライバスってどうやって生まれたの?

ルドウィク・マリシェーン氏は17歳の時に友人と風呂に入るのが面倒で塗って入浴するようなものが欲しいと話しました。調べると、世界に上下水道を使用できない人々が25億人いてそのうち4億5000万人がアフリカにいるそうです。そして洗顔しないことにより発生するトラコーマという感染症で年間800万人失明しています。パソコンもなく携帯電話でgoogleで調べたりしながらドライバスを開発し、特許明細を携帯電話で書き上げ彼は国内最年少の特許権者となりました。今ではドライバスは市場に出回っています。
ドライバスを手に入れるには?

彼はgoogleから世界一聡明な若者の一人に選ばれ、アフリカ人初の世界学生起業家最優秀賞も受賞しました。そんな製品なので、日本のAmazonや楽天から買えるだろうと思っていましたが取扱無し。諦めきれず探したところ、こちら(https://www.headboy.org/drybath)で直販されていました。英語の苦手な私でも翻訳機能を使いながら注文することができました。10回分で30ドルで送料無料でした。写真は送られた小包です。
使い心地は?本当にお風呂に入らなくて大丈夫なの?
大きさはクレジットカードくらい。厚さも5mm程度です。ポーチに入るサイズです。
フランクフルトにかけるケチャップの要領でパキッと半分に折って中身のジェルを出します。あえて運動した日の夜に使ってみました。爽やかないい匂いがします。塗ったところは少しスッとします。思ったよりベタベタせず割とすぐに乾きます。そのまま寝て翌日ですが、本当に風呂にきちんと入った翌日のようです。飲んでお風呂に入らず起きた朝とは全然違います・・・。
ドライバスの可能性とは
プレゼンでも言われていましたが、ドライバスはお風呂の水のために毎日2時間使う子どもたちを救う製品です。そして水に恵まれている私たちにとってもすごい製品だと思いました。例えば、災害の避難所、徹夜続きのプログラマの職場、メンタル不調でお風呂が億劫な方など現代社会でもたくさんの使い道が思い浮かびました。特に理由のない私も時間を買うために使いたいと思います。原価は安いはずでもっと日本で手軽に入手できたらいいですね。私が輸入して国内で売ろうかしら?