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ホリエモンも賞賛するDeNAの交渉力〜球団と球場の一体経営がもたらすもの〜

カテゴリー:
スポーツ・娯楽, その他, 堀江貴文, 頭の体操

DeNAが、横浜スタジアムの運営会社を買収し、球団と球場の一体経営で黒字化を目指すという記事(DeNA、横浜球場運営会社買収へ 広告料収入取り込む/日本経済新聞)に対して、ホリエモンがTwitter及びNewsPicksで以下のようにコメント

素晴らしい交渉力。あの不利な状況からよく買収までもっていけたと思う。我々が仙台に球団新設を決めたのも、決め手は宮城県から年間5000万円で球場を借りて運営できるという点であった。当時の浅野知事の決断は早かった。そのまま契約ごと楽天にもってかれましたが笑。実は松山も候補地だったが、坊ちゃんスタジアムのレンタルに松山市長は及び腰だったので候補から外れた。とにかく一体経営は必須。ホテルなども併設すべきだ。

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球場入場料での収益には限界があり、球団と球場の一体経営で黒字化を目指すことにホリエモンも同意。ホテルなどの施設も併設すべきだと主張した。また、自身の新球団設立の際の経験とも照らし合わせ、DeNAの今回の買収合意に至る交渉力をすばらしいと賞賛している。

球団と球場の一体経営による黒字化をめざす

コメント先記事を参照すると、DeNAは傘下のプロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」が今季観客動員が180万人を記録。これは2011年の球団買収前の約1.7倍となる数字だ。

グラウンドのすぐそばで観戦できる「エキサイティング・シート」や、テレビモニター付きで試合のハイライトや特典映像が流れる「ベースボールモニターBOXシート」の新設、球場周辺を巻き込んだイベントの開催など、さまざまなマーケティング戦略が成果をあげている。

球団の人気上昇ですでに座席の稼働率は9割近く、これ以上大幅な入場料収入の増加は見込めない。事実DeNAの野球事業は15年3月期で10億円超の営業赤字を出している。

そこで今回DeNAベイスターズの本拠地横浜スタジアムの運営会社を買収。球団と球場の一体経営に乗り出す。人気上昇をより利益につなげるため、球場の広告収入の取り込みや、球団の意思に沿った改修などの投資を迅速に進めることができ、広島や楽天は一体経営によってすでに黒字化を実現している。

商業施設併設球場の必要性は、Jリーグにも通じる課題

今回のホリエモンのコメントで注目したいのは、「ホテルなども併設すべきだ」という部分。球場に商業施設を併設すべきだという主張は、Jリーグのアドバイザー就任以降増えているサッカー関連の発言でも同趣旨のことを頻繁にコメントしている。

先日公開された記事(ホリエモンのサッカー界改革提言!「Jの外国人枠を撤廃せよ」/THE PAGE)の中でも以下のような発言をしている。

・日本の場合は公園法の規制などもあり、ヨーロッパのクラブでは見られるショッピングセンターやフィットネスジムといった商業施設と併設されているスタジアムもない

・東京のJクラブも23区外の郊外にあり、行きづらいく、集客も見込めない。スタジアム周辺は試合がある日以外は閑散としている

・こうした問題点を是正するため、たとえばJ1のなかにプレミアリーグのようなリーグを新たに作り、そこに加盟するためにはショッピングセンターなどを併設したサッカー専用スタジアムを街中にもたなければいけない、といったレギュレーションを作る

こうした発言をみていくと、ホリエモンは野球にもサッカーにも、共通の問題意識と改善策を示している。球団と球場、クラブとスタジアムが一体となることで、集客や利益のためさまざまな取り組みを迅速に行う。そこにホテルやショッピングモールといった商業施設の併設は必須だという。そうすることで、投資家が魅力的に感じるような球団作りクラブ作りをしなければ、欧米やアジアと比べ人気も競技レベルも衰退すると危機感を抱いているようだ。

現時点でさまざまな取り組みが成果をあげているDeNAベイスターズ。今回の買収合意で球団と球場の一体経営が可能になり、今後どのような発展をみせるのか、楽しみである。

▼参考記事
ホリエモン「Jリーグをイチバンリーグに 」 サッカーファンからは大不評?
http://goo.gl/h1vslV

ホリエモン アジアサッカーの未来を予測「アジアCLがヨーロッパを超え、タイの大富豪がビッグクラブを作り優勝争いをする」
http://goo.gl/NC7oaP